中国・四国・近畿遠征取材報告(2日目)
>2003年8月10日
>(倉敷駅前→[両備バス・岡山駅行き]→岡山駅前)
ふと駅前バスターミナルに目を遣ると、岡山駅行きの両備バスが止まっていた。
時間に余裕があったし、せっかくなのでバスに乗り込むことに。
バスに乗り込むと、運転士さんが「おはようございま〜す」挨拶してくれた。
私も同じく挨拶で返す。 朝からいい気分になれた。
両備バスの運転士さんは皆いい人ばかりで雰囲気が良いので、
これからも乗れるときはガンガン乗りたいと思います(笑)
適度に空調の効いた車内は快適で、休日の早朝で道路も空いていたので非常にスムーズでした。
途中、自称カズ中村様に教えてもらった難読バス停“撫川”を通過。
事前調査していない路線だったので、放送の録音はできませんでした(汗)
>(岡山駅→[伯備線・備中高梁行き]→備中高梁駅)
久しぶりに訪れる岡山駅前は快晴で、撮影にはちょっと厳しいかな?
ここでのターゲットは、最近登場した岡山電気軌道バスの新デザインと、
下電バスのエルガミオ、難読バス停・四御神行きの宇野バスだが、
下電エルガミオだけは撮影できず・・・(汗)
もしかして岡山駅には来ないのかな・・・?
岡山電気軌道バスの新デザイン車。何とも形容し難いデザインだな・・・
四御神行きの宇野バス。ちゃんとルビが振られている。
ってか、屋根上の5連ミサイルは相変わらず(笑)
そろそろ岡山駅前にも飽きてきたので、備中高梁駅に向かうことに。
伯備線乗り場でスタンバっていたのは通勤型ロングシートの105系・・・。
ぐおぉぉぉッ!! せっかく車内で駅弁を食べようと思ったのに・・・っ!!
あっ、良く見るとトップナンバーだッ! (そんなのは気休め程度)
電車に乗り込んでみると、車端部のロングシート席が機械室と向き合っていたので
車端部の座席をキープ。 何とか向かいの乗客の視線を気にせずに食事できそうだ。
席をキープしたところで、さっそく駅売店へ。
店先に駅弁が幾つか積み上げられていたので、その中から幕の内弁当“備前小町”をチョイス。
商品を持ち上げてみると何故か軽い。しかも3〜4個積みあがった状態で持ち上がってしまう。
と、そこへ売店のオバチャンが「あ、それ見本なんよ〜」と言ってきた(爆)
もうすぐできたての弁当が届くとのことなので、ひとまず凍りペットボトルを購入し待つことに。
その間、私と同じく見本の弁当箱を持ち上げる人がチラホラ・・・(笑)
発車5分前になっても届かないのでオバチャンに尋ねると、特急やくも号の発車には間に合うとのこと。
「いや、この黄色い鈍行列車の方なんですけど・・・」と言うと、途端に慌てた様子になって
階段まで様子を見に行ったり、隣のホームの売店に向かって声を張り上げたりしてました。
残り2分、もう駅弁は諦めた方が良いか・・・(汗)
残り1分、備中高梁駅前なら飲食店の一軒や二軒あるだろうと思っていたら、
何と!弁当を持って階段から降りてくるオジチャンが・・・ッ!!!
神様だッ!! 確かに神様は御光臨されたッ!!(大袈裟)
というわけで、発車直前で無事に弁当を購入。
車掌さんも、弁当購入組が全て車内に収まったのを確認して閉扉。
ちなみに、幕の内弁当“備前小町”はとりたてて特徴のない平凡な幕の内でした。
岡山だから、せめて“ままかり”などの名物料理も入れて欲しかったなぁ・・・
(※)左の写真に深い意味はありません。
途中、難読の美袋「みなぎ」駅にも停車。おこめ券は貰えませんでした(核爆)
そんなこんなで、定刻に備中高梁駅に到着。 バスセンターは駅のすぐ近くにあった。
>(高梁バスセンター→[備北バス・落合行き]→轟橋)
高梁バスセンターでしばし撮影。
バス乗り場での撮影は難しいけど、待機所に止まっているバスや駅前を通過するバスは撮影しやすい
なかなか渋いカラーリングの備北バス通常塗装。
ちなみに、このバスの終点は姫新線の美作落合駅デス。
だったら素直に「美作落合駅」行きという表示にしたほうがいいのに・・・
鮮やかな色使いで、正面の線が非対称になっている新塗装。
正面の緑と黒の線は、側面の模様とつながりがありませんでした(爆)
郊外型の商業施設“ゆめタウン”シャトルバス専用の全面広告バス。
岡山国体の広告バス。マスコットキャラがなかなかイイ感じ(*^-^*)
バス待合所に移動。全停留所を網羅した料金一覧を発見。さっそくチェック。
目に留まったのは、落合線の“やこうげ”、加茂線の“だい畑”程度かな・・・。
肝心の“まじ”に行くバスの時間を確認すると、15時50分までない。
今の時間は9時半・・・。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ヒ マ だ ・ ・ ・ ! !
いままでにバスを待った時間の最長記録は、福島交通相馬営業所で玉野学校行きを待った4時間。
何と、今回はそれを上回る(約)6時間半ッ!!!
このまま待つのは精神衛生上宜しくないので、駅近くの難読バス停“轟橋”を取材することに。
このバス停は駅から近いところにあり、成羽方面行きのほぼ全てのバスが通るので難易度は低い。
難なく轟橋停留所に到着。ただ、道沿いに流れる川にはそれらしい橋はありませんでした。
>(轟橋→[備北バス・高梁バスセンター行き]→高梁バスセンター)
反対側のバス停に移動し、駅方面に戻るバスを絡めて一枚。
バス停に近すぎたのか、バス停のプレートが中途半端にボケてしまいました(涙)
>(高梁バスセンター→[備北バス・西油野行き]→まじ)
まだまだ時間に余裕があるので(ってか、ありすぎるので)、
万が一、以前のようにメディア不良を起しても最悪の事態を回避するため、
デジカメに収まっている写真を現像するため駅前の写真屋さんにお邪魔する。
店先に、「デジカメプリントすぐできます」というノボリがあったので、
コンビニにあるようなセルフサービス式の現像機があると思っていたら
普通の写真現像のように、メディアを預けて現像する方式らしい(爆)
店の人によると、近くの天満屋デパートに、デジカメ現像を発注している
大きな写真屋があると聞いたので、とりあえず天満屋に向かうことに。
何と、この写真屋にもセルフサービス式の現像機がないらしい。
ってか、店番の女の子、セルフサービス式の現像機の存在すら知らない様子でした(汗)
現像は諦めて、ふたたび高梁バスセンターに戻ることにする。
まだ時間に余裕があるので、もうひとつバス停「やこうげ」を取材しようと思い
天満屋を出る際に、入口に設置されていたバスカード自販機で5000円のバスカードを購入。
やこうげとまじ、それぞれで往復すると、残額を1000円切る計算だった。
高梁BCに戻り、落合行きバスの時間を確認するとちょうど発車時間だったので
これなら、やこうげ停留所に行って片道1時間かかったとしても、
まじに行くバスに間に合うはずだと思い、運転士氏に戻りの便について尋ねると
何と!終点・落合からの戻り便が発車するのは16時過ぎらしい・・・!!
こ・・・これでは、まじアクセスバスには完全に間に合わないッ!!
泣く泣く諦めることに・・・。
同時に、5000円のバスカードが殆ど無駄になってしまった・・・(核爆)
だい畑に行く加茂市場線も、次の便まで時間が空きすぎているため断念。
遂にやることが無くなってしまった・・・(爆)
仕方ないので、天満屋に戻り大型モニターで高校野球を観戦。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
暇で暇で寝てしまいそうになってきたので、まだ時間があるけど高梁BCに戻ることに。
バスの待機場とは違う位置に、一台の旧塗装バスが停まっていた。
行き先表示を見てみると・・・
「西油野(成羽)」
まじ行き来たー(^▽^)ー(▽^ )ー(^ )ー( )ー( ^)ー( ^▽)ー(^▽^)ーッ!(笑)
憧れのまじアクセスバスを前にしばし感動・・・(笑)
発車15分ほど前に乗り場に入ってきたのでさっそく乗り込む。
ウオオ! マジで暑い・・・ッ!
エンジンを止めた状態で長時間待機していたんだから、当然といえば当然か・・・。
お約束通り、車内スピーカーの真下の席を確保。乗客は私含めて10人ほどでした。
そしてバスは定刻通りに出発。途中から乗ってくる客もなく、一人、また一人と降りていく。
備北バス本社営業所の川上バスセンターの時点で、乗客は私と地元の女の子のみ。
彼女も、川上から出て2つめあたりのバス停で降りていってしまった・・・。
この辺りは期待に反して道の狭さはまずまずで、やまてつHPに情報提供するにはちょっと弱い。
しかし、途中川戸停留所から入った“やすらぎの里”への道が良い具合に狭かった(笑)
やすらぎの里で折り返し川戸バス停からメインルートに戻ったけど、
どうやら、やすらぎの里からさらに奥に行く路線もあるらしく、興味を引かれた。
まじ方面への分岐点直前で、一つ手前のバス停である田原中(田原ナカ)停留所を通過した。
録音準備をして待ち構えていると、バスはかなりの狭隘路に入っていった。
山道を登りヘアピンカーブをひとつ抜けると、さっきの田原集落が遥か眼下にあった。
沿線風景のあまりの変貌ぶりに驚いていると、車内放送が始まった。
まじから終点西油野まではフリー乗降区間になるらしい。
すかさず降車ボタンを押し、まじまで乗ることを告げる。
>(田原中(田原ナカ)→[備北バス・川上バスセンター行き]→川上バスセンター)
まじ停留所は、山道の林道(?)との分岐点にあり、利用客がいるのか理解に苦しむいわゆる秘境バス停だった。
運転士さんも、なぜこのバス停で降りたのかちょっと不思議そうな様子だったので、
帰りの駅行きのバスで事情を説明することにしてバスを降りる。
さっそくバス停の撮影を行うが、蚊が寄ってきて鬱陶しい。
あまりに鬱陶しいので撮影は早々に切り上げてこの場から退散することに。
さっきバスで登ってきた山道を走って下り田原中停留所まで戻る。
あとは西油野から戻ってくるバスに乗って駅に戻る。
しばらく待つと、さっき乗ったバスが時刻表通りの時間に戻ってきた。
・・・しかし、何故か行き先表示が・・・
「西油野(成羽)」
から変わっていなかった(爆)
整理券方式の中乗りのはずなのに、なぜか前ドアが開いた。
運転士氏が「これ、駅まで行きませんよ」と言ってきたのでビックリ仰天。
氏の話によると、途中の田原バス停(田原中から駅方面2つ目)で折り返し待機をし、
駅から来る田原経由の坂本行き最終便に接続し、最終便の西油野行きになるとのことで、
駅に戻るには、坂本行き最終便の戻りを待つしかないと宣告されてしまいました(核爆)
タクシーを呼ぶにしても、駅までは5000円超えてしまうとのことで・・・
見事に「 万 事 休 す 」
ヤバイ!あと1時間半ほどで駅に戻らないと、四国上陸の特急に間に合わないッ!!
しかし、これ以上バスを止めて運転士さんに迷惑をかけるわけにもいかないので、
例の坂本戻り便を待つと言って、バスを見送った・・・。
結局、あの運転士さんには事情を説明しそびれてしまったなぁ・・・
バス停で途方に暮れていると、まじ方面ではなく坂本方面から一台のバスがッ!!!
行き先は「川上バスセンター」!!
て・・・て・・・天のおぼし召しだァ〜〜ッ!!
慌てて挙手をし乗り込むことに。
時刻表では、さっきの西油野区間便の後には坂本線最終便しかなかったので
もしかしたら最終一本前の坂本線が何らかの理由で遅れたものかもしれない。
何にせよ、途中までとはいえ駅方面に戻るバスに乗れたのはラッキーだッ!
使用車両は新塗装にLED表示機の最新型のミディワンステップでした。
でも、床は木の板張り・・・(爆)
田原バス停を過ぎた辺りで先程の西油野区間便が待機していた。
おそらく、いったん坂本行きのバスを先に通してから、その後を追いかけて
田原バス停で、坂本行きからの乗り換え客を拾うという感じの接続方法だろう。
バスから下りて待機していた運転士さんと窓越しに挨拶。
これでお互いに一安心。 大変お世話になしました(汗)
備北バスの関係者および社員様の身内の方でここをご覧になった方は
03年8月10日に西油野最終便担当された運転士さんに、当サイトの存在を伝えて頂ければと思います。
>(川上バスセンター→[成羽タクシー]→備中高梁駅)
無事に川上バスセンターに到着。駅方面行きのバスに乗り継ぐため、
カードに記憶されている整理券番号を引き継いだ状態にしてもらってから、カードで運賃を支払う。
バスから降り、駅方面行きの乗り場に移動。時刻表を確認すると・・・、
▲ 印 は、 休 日 運 休 だ よ
(以下、錯乱モード)
ギャ──ッ!!(吐血)
バ、バ、ババババババババババババババババババババババババ・・・
バスがねえ━━━━━━━ッ!!
・・・もしかしたら、平日ダイヤでバスが来てくれるかもしれないという
限りなくゼロに近い可能性に全てを賭けてバスを待つ。
すると、車庫から一台のバスが動き出した・・・ッ!!!
来い!!
来い!!!!
高梁バスセンター行き(握り拳)
高梁バスセンター行き!(震える拳)
高梁バスセンター行きッ!!(血涙)
高梁バ(以下略)
・・・と思ったら、単なる洗車だった(撃沈)
(涙を流しつつ回転しながらスローモーションで転倒)
・・・・・・・・・
・・・まずい・・・! このままでは本当に四国上陸ができなくなる・・・!
こうなったら奥の手しかない・・・。
バスセンター隣のお土産屋さんの公衆電話に向かい、電話帳でタクシー会社を調べる。
その中から一番近場と思われる成羽タクシーに電話をかける・・・
「川上バスセンターから高梁駅までお願いしたいんですけど・・・」
「ハイ、7分ほどでお迎えに上がります」
・・・また反則技を使ってしまった・・・。
「ぷちっ★」
?
ギャーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!
指に謎のオレンジ色の粘液が〜〜っ!!(爆)
恐る恐る電話帳の裏を見ると、クモの糸に絡まったオレンジ色のツブツブが・・・
まさか、クモの卵をヤってしまったか〜(悪寒)
これ以上考えるとジンマシンが出そうなので、タクシーを待つことに。
バスセンター入口の路上で待つこと暫し、タクシーがやってきた。
運転士さんがシートベルトを締めながら「駅までですね」と言ってきたので
運転士さんがシートベルトを締めながら
シートベルトを締めながら
いや、これ以上は何も言うまい・・・(核爆)さらりと「お願いします」と返す。
さすがにタクシーは速い。 駅に到着したときには何とか狙いの電車に間に合った。
運賃は3000円ちょっと。 タクシーとしてみるとまあまあの運賃かな
>(備中高梁駅→[伯備線・岡山行き]→岡山駅)
さっそく切符売場に向かう。
今夜の宿は徳島県阿波池田駅近くに位置するホテルを予約していたので
阿波池田駅までの切符と、岡山から阿波池田までの特急券を購入する。
あまりにも微妙な区間のキップなので記念に写真に収めることに(笑)
帰りの伯備線は、113系の改造車“のっぺらカフェオレ”だった。
昼間に撮影したのっぺらカフェオレ電車。
カフェオレ色の車体に、のっぺりした表情が特徴
・・・いろいろと疲れたので、車内でしばし居眠り。電車は定時に岡山に到着した。
>(岡山駅→[特急南風21号・高知行き]→阿波池田駅)
特急南風号の発車時間に間に合ったので、ホテル側に到着時間を連絡する。
晩飯がまだだったので、ホームの立ち食いそば屋でソバを啜る。
南風号自由席の混み具合はまずまずで、運良く最後の窓側席を確保できた。
列車は定時に重々しいエンジン音を響かせて発車した。
途中、瀬戸大橋を渡ったが、周りが真っ暗だったのでよくわからなかった。
接続列車の遅れや対向列車の遅れなどで、約7分遅れで阿波池田駅に到着。
夜の9時半過ぎではあったが、駅前の商店街は真っ暗だった(汗)
ホテルにチェックインし、寝酒を一杯やって就寝。 ってか、疲れた・・・。
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